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ドル・円、約2カ月ぶり高値を更新-米長期金利上昇が追い風

Bloomberg 5/9(火) 14:04配信

9日の東京外国為替市場では、ドル・円相場が3月15日以来の高値を更新した。米長期金利の上昇を追い風にドル買い優勢の展開となった。

午後4時24分現在のドル・円は前日比0.3%高の113円59銭。金融機関からの仲値公示が集中する午前10時前後に前日の高値113円30銭を8銭超えた後は伸び悩む場面もあったが、欧州勢が加わる午後の取引終盤にかけて再び買い圧力が強まり、約2カ月ぶりとなる113円64銭を付けた。

CIBC証券金融商品部の春木康部長は「ドル・円の上昇には米長期金利の上昇が寄与した」と説明。「前日の米金利上昇は米ファンダメンタルズというよりも、社債の発行や米国債の入札を控えた需給要因による債券売りが影響している。米長期金利は一時の低下から正常化していく流れにあり、ドルも上がりやすくなっている」とみている。

三井住友信託銀行マーケット金融ビジネスユニット為替セールスチームの西田朋広主任調査役は「フランス大統領選が終わり、6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)まで時間があり、次の材料が見えづらいなかで、ボラティリティが低下し、株も全般的にしっかりと、キャリートレードが出やすい環境になっている」と指摘。「円を売って買う対象として、ファンダメンタルズが良く、利上げが見込まれるドルに資金が行きやすい」と説明する。

米10年債利回りは前日に引き続きアジア時間9日の取引でも上昇し、一時2.3923%と1カ月ぶりの高水準を付けた。前日はインテルが10年債、30年債を合計65億ドル起債すると発表したことをはじめ、投資適格級社債が133億ドル相当発行される予定が明らかになったことが売り圧力となった。米国債の需給をめぐっては、この日の3年国債入札を皮切りに、10日の10年国債入札、11日の30年国債入札と供給が続くことも金利の押し上げ要因となっている。

今週は、米国で12日に4月の消費者物価指数(CPI)や小売売上高が発表される予定。前月比の市場予想は前回から改善が見込まれている。CIBC証の春木氏は「小売売上高は良い結果が予想されており、米金利も素直に上がりやすく、ドル・円も上がりやすい」と指摘。三井住友信託の西田氏も「CPIや小売売上高を見ながら、ファンダメンタルズが6月の米利上げを正当化するかどうかが焦点で、リスクオフの巻き戻し主導で上がったドル・円や米金利がどこまで上値を伸ばせるかを占うことになりそう」と話す。

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最終更新:5/9(火) 16:40

Bloomberg