ここから本文です

【特集】駐輪場が足りない!?大正区では3年待ちも…

5/9(火) 17:06配信

毎日放送

大阪市内の駅前の駐輪場が「3年待ち」とか、もっとひどいところでは「8年待ち」という現象が起きています。いったいいつまで待てばいいのかと、自転車利用者が憤懣しています。

3年待ちの駐輪場

大阪市大正区に住む菊井順一さん(68)。自宅から最寄り駅まで徒歩で20分以上かかるため、梅田などへ出かけるときには自転車が欠かせません。走ること7~8分で最寄りの大正駅に到着。自転車をとめるため地下にある市営の駐輪場へ向かいます。

「ここが一番駅に近くて雨もかからないし、駐輪場としては最上級」(菊井順一さん)

ところが…

「これですよ!296人で3年待ちって書いてある」

入口の張り紙には「3年待ち」の文字が。そう、この駐輪場、定期利用契約のためになんと3年も待たないといけないのです!

「3年待てって、高校へ入った人は卒業しちゃうやん。当たり前のようにこれ書くか、という話」

大阪市が設置したこの駐輪場、月額2000円で定期利用できますが、すべて契約済み。(4月10日)現在296人待ちで、いま申し込んでも順番が回ってくるのは計算上、3年後だといいます。菊井さんは仕方なく駅から4~5分歩く別の駐輪場にとめているのです。

「民間の高いところに行くか、ここまで来てとめてまた駅に戻るか。利便性みたいなものをちゃんと市として担保していくというか、確保していくことをやってあげることが必要やと思う」(菊井順一さん)

大正区の事情

大正駅で起きている待機自転車問題。背景には、大正区が抱える特殊な地理的要因もありました。

「こちらは大正区と港区を結ぶ渡し舟の乗り場です。大正区は運河に囲まれた島のような地形になっているため、こうした船を使って向こう岸に渡る方が大勢いらっしゃいます」(神崎智大記者リポート)

大正区は南北に細長く区全体が水路に囲まれていて、東西の区に移動するには8本しかない橋を渡るか5か所ある渡し船を使うしかありません。しかも、鉄道の駅は区の北の端にあるJRと地下鉄の大正駅のみ。市営バスもありますが、バス停が遠いなど不便な地区も多いため自転車の利用者が多いのです。特に朝の大正駅周辺は自転車だらけです。

1/2ページ

最終更新:6/19(月) 16:03
毎日放送