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サウジとロシアの石油相、17年末以後も原油減産の可能性示唆

Bloomberg 5/9(火) 7:49配信

サウジアラビアとロシアは8日、現在実施中の原油減産について、2017年末までだけでなく、それ以後も延長することは可能だとの立場をそれぞれ示唆した。原油価格に対する現行の減産の影響は低減しつつあるが、供給過剰解消の取り組みを強化する意向を示した。

世界の2大産油国であるサウジとロシアが6カ月を超える延長を検討すると公に表明したのは初めて。5月25日に開かれる石油輸出国機構(OPEC)総会を巡っては、17年末までの減産延長で合意すると広く予想されてきた。

非公開情報であることを理由に4人のOPEC加盟国代表が匿名で語ったところでは、一部加盟国閣僚は供給削減を拡大する可能性も議論している。ただ、追加削減の合意に至ったかどうかは明らかにしなかった。

ロシアのノバク・エネルギー相は8日の発表資料で、減産合意を17年末以後も延長することを支持する用意があると表明。「われわれは幾つかのシナリオを議論しており、さらに長期の延長となれば市場の均衡回復加速に寄与すると確信する」と説明した。

またサウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相はロシアの発表に先立ちクアラルンプールで、減産合意に加わっている他の産油国との協議を踏まえて、「今年下期と、それ以後の時期についても合意延長の可能性があると確信している」と語った。

ノバク・エネルギー相のコメントを受け、原油相場は上昇したが、その後、上げ幅を消した。ロンドンの北海ブレントはロンドン時間8日午後4時半(日本時間9日午前0時半)時点で、1%安の1バレル=48.60ドル。

原題:Saudi Arabia and Russia Signal Oil-Cuts Extension Into 2018 (4)(抜粋)

Elena Mazneva, Serene Cheong, Angelina Rascouet

最終更新:5/9(火) 7:49

Bloomberg