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フリン氏罷免巡る「18日間」への疑念強まる、元司法長官代行の証言で

5/9(火) 11:13配信

Bloomberg

イエーツ元米司法長官代行は8日の上院公聴会で、今年1月にホワイトハウスに対し、当時のマイケル・フリン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)がロシア当局者との接触に関してペンス副大統領に虚偽の説明をしていると警告したことを明らかにした。イエーツ氏が警告してから、トランプ政権がフリン氏罷免を決めるまで18日かかったことになる。

イエーツ氏の証言を受け、罷免決定までの期間に何をしていたのか、ホワイトハウスには説明を求める圧力が強まりそうだ。同氏は1月30日、最初の入国禁止令の施行を拒否したとしてトランプ大統領によって更迭された。現在、連邦捜査局(FBI)や複数の議会委員会は、昨年の米大統領選へのロシアの介入やトランプ氏側近の関与の可能性をめぐる調査に本腰を入れている。

イエーツ氏は、フリン氏の行動に関する機密報告書と、フリン氏の説明に関するペンス氏のコメントとの食い違いに気付き、1月26、27両日にホワイトハウスのマクガーン法律顧問に対し、ロシアがペンス氏への虚偽の説明を知ってフリン氏を脅迫する可能性があると警告したと証言した。

イエーツ氏はクラッパー前国家情報長官と共に出席した上院司法委員会小委員会の公聴会で、「われわれはフリン氏がロシアに関して危険にさらされやすいと考えた。当然のことだが、国家安全保障問題担当の補佐官がロシアに関して危険にさらされやすいという事態は望ましくない」と述べた。

米紙ワシントン・ポストは2月9日、フリン氏がキスリャク駐米ロシア大使と対ロ制裁について議論し、これに関してペンス副大統領に虚偽の説明をしたと報じ、その4日後の2月13日にフリン氏は事実上罷免された。トランプ政権とロシアの関係を調査している下院情報特別委で民主党筆頭理事を務めるアダム・シフ議員は発表資料で、「フリン氏の副大統領への虚偽の説明などが公となるまで、大統領がフリン氏を罷免しなかったのはなぜだろうか」と疑問を投げ掛けた。

公聴会終了後、トランプ大統領はツイッターで、イエーツ氏は過去の話しかせず、メディアは新しい情報を得られなかったとした上で、「ロシアとトランプの共謀説はまったくのでっちあげであり、税金を使った茶番はいつ終わるのだろうか?」とコメントした。

原題:Yates Fuels Questions About Trump’s 18-Day Delay in Firing Flynn(抜粋)

Steven T. Dennis, Chris Strohm

最終更新:5/9(火) 11:13
Bloomberg