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資産運用の達人らが今年の投資アイデア披露-ヘッジファンド業界会合

Bloomberg 5/9(火) 12:05配信

デービッド・アインホーン氏やビル・アックマン氏ら、資産運用の著名人が8日、ヘッジファンド業界の年次イベント、ソーン・インベストメント・コンファレンスに参加した。会場のニューヨークのリンカーン・センターには最新の助言を聞こうと3000人前後が集まった。

昨年の同会議でトランプ大統領誕生に備えるよう聴衆に呼び掛けたジェフリー・ガンドラック氏は今年は、上場投資信託(ETF)の「iシェアーズMSCIエマージング・マーケットETF」のロング(買い持ち)と「SPDR・S&P500ETF」のショート(売り持ち)を勧めた。同氏はまた、米金融当局が利上げしても、必ずしもドルが上昇するとは限らないとの認識も示した。

アルジェブリス・インベストメンツの創業者ダビデ・セラ氏は、英国の欧州連合(EU)離脱前に同国の債券をショートにするよう助言。ジェリコ・キャピタル・アセット・マネジメント創業者ジョシュ・レズニック氏はフロンティア・コミュニケーションズが経営破綻に向かっていると指摘し、同社株は急落した。

他の主なキーポイント:

グリーンライト・キャピタルのアインホーン氏:米石油関連サービスのコア・ラボラトリーズをショートにしている。価格下落で米国外の事業機会がなくなり、業績は投資家を失望させると予想。

グレンビュー・キャピタル・マネジメントのラリー・ロビンス氏:企業の合併・買収(M&A)活動を抑える米規制環境の下、投資家は一部銘柄を見捨てたが、株価成長の可能性が見過ごされた3銘柄としてDXCテクノロジーズ、FMC、クインタイルズ・IMS・ホールディングスを挙げた。

アルティメーター・キャピタル・マネジメントのブラッド・ガースナー最高経営責任者(CEO):同社保有株1位、ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスの株価は向こう数年に2倍ないし3倍に上昇する可能性。

ソーシャル・キャピタルのチャマス・パリハピティヤ氏:将来的な浮き沈みの防御になるとして、テスラの2022年満期転換社債の保有を推奨。イーロン・マスクCEOを「現代のエジソン」と呼び、テスラを初期のアップルになぞらえた。

コーベックス・マネジメントのキース・マイスター氏:レベルスリー・コミュニケーションズの買収で合意済みの米固定電話会社センチュリーリンクへの投資を勧める。

パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントのアックマン氏:米不動産開発のハワード・ヒューズについて買いの好機と発言。

ブルー・ハーバー・グループの創業者クリフトン・ロビンス 氏:米インベスターズ・バンコープは同業者の多くよりも生み出す過剰資本の規模が大きく、株価上昇の可能性。

原題:From Einhorn to Gundlach: Sohn Conference’s 2017 Trade Ideas(抜粋)

Saijel Kishan

最終更新:5/9(火) 12:05

Bloomberg