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許世楷元駐日代表「台湾は中国との関係考えるべき」=皇居で勲章伝達式出席

中央社フォーカス台湾 5/10(水) 12:50配信

(東京 10日 中央社)日本政府の春の外国人叙勲で旭日重光章を受章した許世楷・元台北駐日経済文化代表処代表(大使に相当)と黄茂雄・工商協進会栄誉理事長が9日午後、皇居で行われた伝達式に出席し、勲章を受け取った。許氏は式典後、中央社に対し、自身が日台の友好関係を少しずつ積み重ねてこられたことに満足する気持ちを示した上で、世界保健機関(WHO)総会の出席可否にからみ、「台湾は中国との関係をどのような関係にしたいかまずきちんと考えるべき」だと述べた。

この日午前の記者会見で菅義偉官房長官は、世界保健機関の年次総会(WHA)への台湾の参加を支持する考えを表明。許氏は伝達式で菅氏と顔を合わせたことを明かし、菅氏の発言のゆえんは日台間の良好な関係にあると語った。式に出席した安倍晋三首相ともしばらく会話をしたという。

許氏は台湾と中国大陸との関係について、中国大陸は台湾が中国大陸と合併して初めて目的を達成できたと考えるとし、これは危険な関係だと指摘。一方で、日本は台湾に特に何かを望んでいるわけではなく、もし中国大陸に対抗する場合には台湾と良い関係を築けるのではないかと考えているだけだと言及。日本は日台が国家の利益と安全のために力を合わせるのを望んでおり、日台にとって利益と価値は共通だと述べた。

さらに今回のWHA出席可否を巡り、中国大陸が台湾の参加を阻止しようとしている一方、日本は参加を支持していることに触れ、日台はいかにして力を少しずつ積み上げていくか一緒に考える必要があると指摘。こうすれば中国大陸にとっては圧力となり、中国大陸は台湾をいじめられなくなると語った。

(楊明珠/編集:名切千絵)

最終更新:5/10(水) 12:50

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