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石垣を甘藷の拠点産地に 県認定 生産、加工など評価

琉球新報 5/10(水) 5:00配信

 県農林水産部は9日、石垣市を甘藷(かんしょ)(サツマイモ)の拠点産地に認定した。甘藷の拠点産地は6番目。2007年に産地協議会を設立し、安定生産に向け病害虫防除や品種選定、生産者の組織強化などに取り組んでいることや、島内で加工・販売に取り組んでいることが評価された。
 石垣市では県が育種した品種「沖夢紫」を中心に栽培している。糖度が高いなど食味がよく色乗りも安定した品種だが、10アール当たり収量が他の甘藷に比べて低いなど栽培が難しく、石垣以外では広まらなかった。

 石垣市では大屋一弘琉球大名誉教授の勧めで05年ごろから栽培を開始。15年の生産量は240トンに上り、主に八重山南風堂(長濱光江会長)が菓子などに加工して販売している。観光客の増加により土産品としての需要が高まっており、石垣市の新たな特産品となっている。20年には525トンに増やす。

 9日の認定証贈呈式で石垣島甘しょ生産組合の東田盛正組合長は「沖夢紫は甘み、色もほかのものより優れている。もっと多くの人に味わってもらえるよう、生産者として努力したい」と語った。八重山南風堂の長濱会長は「航空路線のファーストクラスのデザートで提供され評価が高い。原料が増えれば商品バリエーションを増やせる」と意欲を見せた。

琉球新報社

最終更新:5/10(水) 5:00

琉球新報