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Windows 10を「完全自動でインストールするメディア」を作成する

アスキー 5/10(水) 9:00配信

何らかの理由で、頻繁に再インストールを行う場合、決まり切った操作を毎回行うのは面倒に感じるかもしれない。そんな人のために、「自動応答ファイル」を作成し、自動的にWindows 10をインストールする方法を紹介しよう。

 Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。
  基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。
 
Windows 10の再インストールが面倒!
 Windows 10は安定性が高く、そう簡単には不安定にならない。しかも、「更新とセキュリティ」の「回復」から、簡単に初期状態に戻すこともできる。そのため、従来のような再インストールをするケースは少なくなっている。その場合も、通常通りインストールメディアをセットしてPCを起動し、画面の指示に従って数回操作をすれば1時間もしないで処理が完了する。
 
 何らかの理由で、頻繁に再インストールを行う場合、決まり切った操作を毎回行うのは面倒に感じるかもしれない。そんな人のために、「自動応答ファイル」を作成し、自動的にWindows 10をインストールする方法を紹介しよう。なかなかにヘビーな作業が必要になるので、数ヵ月に1度程度の再インストールなら普通に操作した方がいいかも。特殊な状況で、例えば毎週再インストールしなければならないなら、チャレンジしてもいいだろう。一度完全自動再インストール環境を構築すると、作業がとても快適になる。
 
 作業の流れは、3段階。Windows 10のインストールメディアを用意し、自動応答ファイルを作成し、自動応答ファイルを保存したメディアでインストールするという流れ。ただ、この自動応答ファイルを作る、というのがなかなかの手間。順に手順を紹介していこう。
 
 まずは「第35回 無償アップグレードしたWindows 10をクリーンインストールできる?」などで紹介したように、マイクロソフトのサイトから最新の「MediaCreationTool」を入手して、Windows 10のインストール用USBメモリを作成する。
 
 次に、応答ファイルの作成に必要な、イメージファイルである「install.wim」を作成する。インストールメディアの「sources」フォルダにある「Install.esd」をHDD上の適当なフォルダにコピーし、コマンドプロンプトを管理者権限で起動。「cd」コマンドで作成したフォルダに移動し、「dism /export-image /SourceImageFile:install.esd /SourceIndex:1 /DestinationImageFile:install.wim /Compress:max /CheckIntegrity」と入力する。すると、同じ場所に「install.wim」ができる。
 
 続いて、応答ファイルを作成するためのツールを準備する。マイクロソフトの「Hardware Dev Center」を開き、「Windows ADK for Windows 10 Version 1607」をインストールしよう。インストールしたら、スタートメニューから「Windows Kits」の中にある「Windowsシステムイメージマネージャー(SIM)」を実行する。左ペインの「Windowsイメージ」で右クリックし、「Windowsイメージの選択」をクリック。作成した「install.wim」を読み込み、カタログファイルを生成する。これで、応答ファイルを作成する準備が整った。
 
 応答ファイルを作る手順もなかなかなものなので、この続きは次回紹介することにする。
 
これでズバッと解決!
 
 Windows 10のインストールメディアを作成し、「install.wim」を作成し、「Windowsシステムイメージマネージャー(SIM)」をインストールして自動インストール用の「応答ファイル」を作成する。
 
 Windows 10探偵団は毎週、月・水・日に更新します。お楽しみに!
 
 
文● 柳谷智宣 イラスト●てりィS Factory 編集●E島/ASCII

最終更新:5/10(水) 9:00

アスキー