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ふ化前の恐竜の子=鳥類に似た姿、大きく成長か―約1億年前の化石、中国で発見

時事通信 5/10(水) 4:19配信

 中国河南省の白亜紀後期(1億~8900万年前)の地層から恐竜の卵とともに、ふ化する前の子の化石が見つかり、新属新種に分類された。鳥類に似た姿でありながら、地上で巨大化した恐竜グループの一種で、進化過程の解明が進むと期待される。

 河南省地質博物館などの国際チームが10日、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表した。

 化石の学名は、中国の赤ちゃん竜という意味の「ベイベイロン・シネンシス」と名付けられた。中国で白亜紀後期のより新しい地層から見つかり、2007年に発表された「ギガントラプトル」より、やや原始的とみられる。

 ベイベイロンの体長(尾を除く)は38センチだが、ギガントラプトルの成体が全長8メートル、体重1.4トン以上と推定されることから、成長すれば同様の巨体になった可能性が高い。鳥類は約1億5000万年前までに羽毛恐竜から分かれており、直接の関係はないと考えられる。

 ベイベイロンの化石は1992年末ごろに発掘され、米国に持ち出され博物館で展示されていたが、13年末に中国に返還されて調査が進んだ。 

最終更新:5/10(水) 4:25

時事通信