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鎌倉期の青銅銭1120点 浜松・浜北の遺跡、有力者が埋めた?

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 5/10(水) 7:43配信

 浜松市は9日、同市浜北区宮口の譲栄Ⅲ遺跡(じょうえいさんいせき)で鎌倉時代に埋められたとみられる1120点の埋納銭が見つかったと発表した。市によると、埋納銭には鎌倉時代より後の時代の銭が含まれることが多く、同遺跡の場合は全国的に見ても古い時代に埋められたと推定できるという。

 埋納銭は2015年10月から16年3月までの間、国道362号の改良工事に伴って市文化財課が行った3583平方メートルの発掘調査で見つかった。いずれも青銅製で直径は現在の10円玉とほぼ同じ2・5センチだった。

 市は出土した埋納銭のうち、いずれも当時流通していた41種691枚の詳細を確認。このうち、紀元前118年に初めて鋳造された「五銖銭(ごしゅせん)」が最も古く、最新は1260年に初鋳造された「景定元宝(けいていげんぽう)」。他の遺跡の埋納銭は景定元宝よりも新しい時代に鋳造された明銭が含まれることが多いという。銭が埋められたのは保存か宗教的な理由とみられ、市地域遺産センターの鈴木一有埋蔵文化財グループ長(47)は「当時の宮口地域に有力者がいたと考えられる」とも指摘した。

 市は13日から6月25日まで、出土した埋納銭を同区の市民ミュージアム浜北で展示する。入場無料。問い合わせは同センター<電053(542)3660>へ。

静岡新聞社

最終更新:5/10(水) 7:43

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS