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対日戦で活躍の「大刀隊」がショートフィルムに/台湾

中央社フォーカス台湾 5/10(水) 17:02配信

(台北 10日 中央社)行政院(内閣)に属し、退役軍人に関する業務をつかさどる国軍退除役官兵輔導委員会(退輔会)が約16分のショートフィルム「記・得」を制作した。認知症を患った祖父の記憶を呼び戻すために孫娘が奔走し、抗日戦争(日中戦争)などで活躍した「大刀隊」の一員だった過去をひもといていくというストーリー。

大刀隊は、1930年代、国民革命軍第29軍により、中国武術を使い日本軍との装備上の劣勢を挽回する目的で組織された部隊。重さ4キロに及ぶ大刀(長い柄に幅広の刀身を付けた武器)を使用したことでこの名が付いた。1933年の喜峰口戦闘では関東軍を相手に善戦したほか、37年の七七事変(盧溝橋事件)でも守備軍として戦った。

戦後、中華民国政府とともに台湾に移った隊員たちは、台湾の中部を東西に結ぶ自動車道「中部横貫公路」や沿線の徳基ダム(台中市)などさまざまなインフラ整備に従事し、台湾の経済成長を陰で支えてきた。

ショートフィルムは、激動の時代を生き抜いた「大刀隊」隊員の奮闘や戦後の台湾に対する貢献を、血縁の情を交えたソフトなタッチで描くもの。退輔会や関連機関のウェブサイト、フェイスブック、ユーチューブなどで3日から公開されている。

(呂欣ケイ/編集:塚越西穂)

最終更新:5/10(水) 17:02

中央社フォーカス台湾