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〔東京外為〕ドル、113円台後半=北朝鮮懸念が重し(10日午前9時)

時事通信 5/10(水) 9:30配信

 10日朝の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、北朝鮮の核実験への懸念が重しとなる中、1ドル=113円台後半で推移している。午前9時現在、113円69~70銭と前日(午後5時、113円63~63銭)比06銭のドル高・円安。
 前日の海外市場では、欧米時間を通じてドル円は買い優勢となった。米利上げ観測を背景に米長期金利が上昇。欧州時間の序盤は113円60銭台で取引され、米国時間の中盤には114円30銭前後まで水準を上げた。終盤には北朝鮮が核実験を行う方針との報道が伝わって反落。東京時間の早朝は113円70銭前後に軟化している。
 北朝鮮のチェ・イル駐英大使は9日、英スカイニューズ・テレビのインタビューに応じ、6回目の核実験について、「いつ行われる予定か知らないが、核実験はわれわれの最高指導者、金正恩氏の決めた場所と時間で実施されるだろう」と述べた。この報道を受けてドル円は急落した。市場関係者は「ドル円の上昇ペースが速かった反動もあり、調整売りが強まった」(大手邦銀)と指摘する。目先も北朝鮮リスクを意識した売りが先行しやすいが、「米利上げ観測は根強く、ドル円の下値は限られる」(同)という。
 ユーロも対円は反落。対ドルは小安い。北朝鮮の核実験への懸念で対ユーロで円買い戻しが強まった。ユーロドルは軟調傾向だったが、対円でのドル売りで下げ渋っている。午前9時現在、1ユーロ=123円77~77銭(前日午後5時、124円13~13銭)、対ドルでは1.0885~0885ドル(同1.0923~0924ドル)。

最終更新:5/10(水) 11:28

時事通信