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ミラーボール、今も売れ続ける理由 葬儀の演出、卓上、保育園でも? 「独特の癒やし効果」可能性広がる

withnews 5/14(日) 7:00配信

 盛り場のイメージが強いミラーボール。どうやら近年は、企業努力で従来にない形の製品が生まれ、使われる場所も拡大しているらしい。変化を追った。(朝日新聞大阪社会部・吉川喬)

【画像】祭壇からきらめる光…通夜会場の演出、こんな仕組みだったとは! 活用広がるミラーボール

「通夜会場に…なんだこの組み合わせは」

 滋賀県長浜市の葬儀会社「ハマリビング」を訪ねた。きれいな建物外観で、見た目は一般的な葬儀場。だが、通夜会場をのぞいてみると、ひと味違った演出がされていた。

 祭壇の周囲を白い光の粒が下から上に流れる。青白い照明と飾られた花々と合わさり、幻想的な見た目だ。雰囲気を壊さない優しい光の粒は、有ると無いとでは印象が違う。祭壇の周囲に「動き」があるのも新鮮だ。

 祭壇の裏に回ってみると、ラグビーボール形のミラーボール2個がギラギラと光っていた。「通夜会場にミラーボール?なんだこの組み合わせは」。思わずにやけてしまった。

「白い光だけでこんなに雰囲気が」

 ハマリビングでは、3年ほど前から通夜でミラーボールを使っている。西村保寛社長(48)が「魂が天に召されるようなイメージがぴったり」と採用し、遺族からも好評という。

 ミラーボールというと、どうしてもクラブやスナックなどの印象が強いが、通夜会場と光の粒はなんとも相性が良いみたいだ。見ていると落ち着く。祭壇の後ろにあるため、参列者の目に直接触れず、ミラーボールが使われていることに驚く人も多いらしい。

 西村社長は「光を使った演出を何かしたかった。白い光だけでこんなに雰囲気がでるとは驚きだった。他の葬儀会社との差別化にも役立っている」と話し、笑顔を見せた。

「ミラーボールはうちの屋台骨」

 中大型のミラーボールの生産の多くを担っている舞台照明機器メーカー「日照」(大阪府摂津市)を訪ねた。社内の展示室には、大中小のミラーボールがずらり。スポットライトの光を浴びて、四方八方に光を飛ばしていた。

 まぶしさに目を細めながら、山中稔喜社長(43)が口を開く。「ミラーボールはうちの屋台骨。1949年の創業当時から作ってます」。クラブやカラオケはもちろん、劇場や百貨店など、全国に出荷しているという。

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最終更新:5/14(日) 7:00

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