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【中日】同期E松井の20分の1…年俸450万円の4年目・鈴木がついにプロ初勝利

スポーツ報知 5/10(水) 6:06配信

◆中日8―3DeNA(9日・岐阜)

 4年目の鈴木が、プロ3度目の先発でプロ初勝利を挙げた。5回2/3を2失点、9奪三振の力投。13年ドラフトで楽天・松井裕の外れ1位で入団した背番号18が、先発の台所事情が苦しく、最下位に低迷する森繁竜の希望の星となって輝いた。

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 荒木から受け取った記念球をしっかりと握りしめ、鈴木は満面の笑みで勝利の輪に加わった。5回2/3を2失点、9奪三振の好投。プロ4年目での初白星の味をかみしめて、言った。

 「やっぱりこうして1軍の舞台で勝てたことはうれしいです。苦しい思いをした分、勝つことができた」

 2日の広島戦(マツダ)では5回2死からリードを守れず降板。初白星が一転黒星となり、森監督も「5回を投げなければ勝利投手の権利はない」と厳しかった。だが、この日は5回無死一、二塁のピンチで3者連続三振。「広島のことを思い出して、最後は力を抜いて腕を振った結果です」と5回の壁もクリアした。

 苦しみを味わった分、強くなった。「去年の今頃はけがをして野球ができなかった。一番苦しかった」。胸椎ヘルニアのような症状が現れ、激痛が走った。「胸椎、胸の後ろの部分が…。いつ再発するか分からない。去年、台湾(アジアウィンターリーグ)でも1回出て、3、4日は苦しかった。少し動いただけでズキンとなって動かせない。寝返りできない。呼吸もできなかった」。困難に直面したが、今では胸回りのストレッチを入念に行うなどケアに対する意識も変わった。年俸は入団時の720万円から450万円まで下がったが、けがを克服し、精神的にも成長したことが初勝利につながった。

 待望の新星が現れ、森監督は「いいピッチングをしてくれたよ。それよりあの送りバントを決めたことが一番」と上機嫌。3回無死一、二塁から犠打を決め、一挙5点のビッグイニングを演出したプレーを褒めた。打線はビシエド、ゲレーロの助っ人に当たりが出始め、枚数不足の先発には新戦力が台頭。ここから中日の逆襲が始まろうとしている。(酒谷 裕)

 ◆鈴木 翔太(すずき・しょうた)1995年6月16日、静岡県生まれ。21歳。聖隷クリストファー高から2013年にドラフト1位で中日に入団。14年6月17日の西武戦(浜松)で1軍デビュー、翌年7月4日の巨人戦(ナゴヤD)でプロ初先発。昨年は1軍登板なし。183センチ、74キロ。右投右打。独身。年俸450万円。

最終更新:5/17(水) 15:57

スポーツ報知

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