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出産してもシェアハウス、夫婦で社会実験中 ぶっちゃけ大丈夫? プライバシー・将来「事例作るのが大事」

withnews 5/15(月) 7:00配信

「保育園落ちた日本死ね」が流行語となった日本。「結婚してもシェアハウス、子育てもシェアハウスで」という生き方を提唱し、実際に、シェアハウスで結婚生活を送る「社会実験」を継続中の2人がいます。第1子を出産予定ですが、そのまま住み続ける予定です。家賃は? プライバシーは守れる? トラブルはないの? シェアハウスが解決できることについて話を聞きました。(朝日新聞記者・永田篤史)

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「夫以外に頼める人が9人いる」

「社会実験」をしているのは、ともに会社員で、10月に第1子を出産予定の栗山(旧姓茂原)奈央美さん(32)と、結婚後もシェアハウスに住むことを前提に結婚相手をブログで募集した阿部珠恵さん(32)です。

2012年には『シェアハウス わたしたちが他人と住む理由』(辰巳出版)を出版、シェアハウスで結婚生活を送る生き方を提唱し、有言実行しています。

東京都新宿区にある7LDKの一戸建て、名付けて「トーキョーフルハウス」に、夫婦2組、カップル1組を含む11人が住んでいます。家賃はだいたい1人当たり6万円程度だそうです。

「核家族で子どもができたご夫婦よりは不安が少ないのでは、と思います。例えば、子どもが病気になって急遽迎えに行く時も、夫以外に頼める人が9人いますし」と奈央美さん。

個人も行政も、ハードよりソフトを

先日、同じく夫婦でシェアハウスに住み、妻が妊娠中の人たちとは「保育士の資格を持つ友人などに家に来てもらい、費用を折半して両方の子どもの面倒をみてもらう『保育のシェア』をしてはどうか」と話し合って盛り上がったそうです。

奈央美さんは、これから人口が減っていく中で、保育園という「箱物」が増え過ぎても後で無駄になる、という懸念もあるため、個人も行政も、ハードよりソフト面で知恵を絞ることが必要だと考えています。

一人暮らしは家賃が高いし寂しい

奈央美さんと、阿部さんは、元々は同じ会社の同期でした。一人暮らしは家賃が高いし寂しい、ということで奈央美さんの妹を含めて2009年からシェアハウスを開始しました。

掃除は阿部さん、洗濯関連は奈央美さん、などというように家事を分担するととても効率的になることに気づき、当時から「結婚してもシェアハウス、子育てもシェアハウスでやると良いのでは」という話をしていたそうです。

奈央美さんは、友人の友人で、当時自身もシェアハウスに住んでいた栗山和基さん(34)と出会った際、そんな話をしたら、「それ、めっちゃ面白いね。いいと思う」と言われ、付き合う前から「あ、この人と結婚するんだろうな」と思ったとか。

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最終更新:5/15(月) 7:00

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