ここから本文です

FIFA会長、ムンタリへの協力を申し出 人種差別との闘いを強調

ISM 5/10(水) 11:05配信

 FIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ会長は現地時間9日(以下現地時間)、ペスカーラ(イタリア)MFサリー・ムンタリに人種差別チャントを浴びせた観客を「愚か者」と非難し、試合中にピッチを去った同選手との会談を申し出た。

 ムンタリは4月30日のカリアリ戦で相手サポーターから「モンキーチャント」を受けたとして、ダニエレ・ミネッリ主審や副審に抗議。しかし、受け入れられないばかりか警告を受けたことで、抗議の意を込めてピッチから出ていった。

 試合を放棄した形となり、さらにイエローカードが出されたムンタリは、1試合の出場停止処分を科された。FIFPro(国際プロサッカー選手会)の協力もあり、処分はその後撤回されたが、ムンタリは「まるで犯罪者のように扱われた」と怒りを表している。

 インファンティーノ会長は「試合を止めてアナウンスをし、しばらく試合を中断して選手たちをピッチから出すというのが3つのステップだ」と、ムンタリの主張を受けて主審が試合を止めなかったことについて、FIFAのプロトコルと異なるとの見解を示した。

 さらに、同会長は「残念ながら(非難すべきは)愚か者たちだ。いつでも、どこにでもそのような者はいる。しかし、我々は彼らと闘い続けなければならない」と、人種差別行為に対する断固とした姿勢を強調した。

 また、同会長はFIGC(イタリアサッカー連盟)のカルロ・タヴェッキオ会長との会談を考えていると明かしつつ、「ムンタリとも同じように話すつもりだ。一緒に仕事をする」と、FIFAの人種差別に対する姿勢を疑問視しているとみられるムンタリに協力を申し出ている。

 一方、FIFAのファトマ・サムラ事務局長は「大事なのは規律委員会が動かなければいけないということ。早ければ早いほうが良い」「FIFAは委員会を通じ、あらゆる差別行為に対して適切な行動を取る」とし、FIGCに処分を科す可能性を示唆した。(STATS-AP)

最終更新:5/10(水) 11:05

ISM