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8年目に結果が 阪神・秋山“再ブレーク”に指揮官の方針転換

日刊ゲンダイDIGITAL 5/10(水) 12:05配信

「昨年までとは見違えるようなストレートを投げている」

 古株の阪神OBが目を細めてこう言うのは、阪神の高卒8年目右腕・秋山拓巳(26)のことだ。

 9日の巨人戦。4連続完封を狙う巨人のエース相手に7回6安打2失点の好投で投げ勝ち、2勝目(2敗)を挙げた右腕は、「めちゃくちゃ緊張しましたが、リズムに乗って投げることができた」と笑顔。チームはリーグ最速の20勝到達、2位広島との差を2ゲームに広げて首位固めに成功した。試合後の金本監督は「秋山にとってもチームにとっても大きい勝ち」と喜んだ。

 秋山は愛媛の西条高から09年のドラフト4位で入団し、高卒1年目の10年にいきなり4勝をマーク。将来を嘱望されたが、それから長いトンネルに潜り込んだ。昨季は二軍で最多勝(9勝)を挙げるなど成績を残しても、一軍ではなかなか結果を残せない。過去には、打者転向の話や、トレード候補に浮上したこともある。それが一転、今季はここまで開幕からローテを守り続け、39イニングで3四球と制球力も抜群だ。再ブレークしたワケについて、前出のOBは言う。

「『自信』を身につけたことでしょう。二軍では良くても一軍のマウンドでは慎重になりすぎていた。ストライクゾーンの四隅を狙いすぎて腕は縮こまり、自らカウントを悪くする悪循環。フォームをコロコロ変えて、直球も最速130キロ台に落ち込んだ。それが昨秋あたりからしっかり腕を振れるようになり、ストレートは140キロ台後半を計測。キレが出てきた。阪神は金本監督が就任するまでは、短所を改善することに重点を置きがちだった。秋山はもともと力のあるストレートを持っていたが、小さくまとまっていた。投球フォームが固まったなど技術の進歩もありますけど、金本監督の長所を生かすという方針が、秋山のメンタル面に好影響を与えた部分も大きいと思います」

 チームの勢いに乗って、飛躍の年にしたい。

最終更新:5/10(水) 12:05

日刊ゲンダイDIGITAL

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