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神鋼、米ノベリス韓国工場に出資 アルミ素材世界2位と提携

SankeiBiz 5/11(木) 8:15配信

 神戸製鋼所は10日、アルミ素材世界2位の米ノベリスと提携すると発表した。ノベリスの子会社が韓国の蔚山市で運営する工場を9月末に分社化。神鋼が株式の50%を3億1500万ドル(約350億円)で取得する。自動車の環境規制が強化され、軽量化による燃費性能の向上が求められる中、鉄より軽いアルミの需要が拡大するとみて積極投資に踏み切る。

 神鋼が出資するノベリスの韓国工場は、社員数が約600人で、半製品のアルミ板を年間約30万トン生産する能力を持つ。神鋼は、生産したアルミ板の半分を引き取り、中国・天津市の工場と日本の真岡製造所(栃木県真岡市)に運んだ後、自動車用外装パネルの材料に仕上げる。このほか、約200億円をかけ真岡に年10万トンの能力を持つパネル材の生産ラインを新規に導入し、2020年1月に稼働させる。

 神鋼の予測によると、自動車用パネル材の国内需要は16年の約4万トンから、25年には30万トン以上に拡大する見通し。中国も同じ期間に約5万トンから30万トン以上に増えるとみている。金子明副社長は同日の会見で「20年以降の需要を満たすには(現状の生産体制では)生産量が不足する」と提携に踏み切る理由を説明した。

最終更新:5/11(木) 8:15

SankeiBiz