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阪神・秋山、たいした男や!気迫熱投で巨人・菅野に投げ勝った

サンケイスポーツ 5/10(水) 7:00配信

 (セ・リーグ、巨人2-4阪神、6回戦、阪神4勝2敗、9日、東京D)ゲームセットの瞬間はベンチで思わず白い歯をこぼした。カード頭、チームの連勝、伝統の一戦。いろんな重圧がある中、秋山があの菅野に投げ勝った。見開いた目には充実感がたっぷりと漂っていた。

 「投げている最中はしっかり打者に向かっていけたと思います。粘るところは粘れた。序盤に4点をとっていただいて、走者をためないことだけを意識していました。四回もしっかり粘れたと思います」

 これまでは援護が少なかったが、一回に2点を打線からプレゼントされ、リズムよく投げ込んでいった。

 4-1の四回一死からは阿部、マギーの連打で二、三塁のピンチを背負うが、長野を外角直球で空振り三振。続く好調石川とは四球で勝負を避け、満塁で小林と対峙。計算通りカウント2-2から外のボール気味のカットボールを引っかけさせて遊ゴロに仕留めた。

 7回6安打、失点はソロ2本に抑えて今季2勝目(2敗)をあげた。ルーキーイヤーだった2010年9月20日の巨人戦(甲子園)で6回7安打2失点で勝利して以来、実に2423日ぶりのG倒を果たし「やっぱり特別な緊張感がありました」と本音もこぼした。

 高卒8年目。こつこつと積み上げてきた経験が体のケアにいきる。マッサージする箇所を「ここが張っているのでお願いします」と具体的に話し、決してトレーナー任せにはしない。疲労がたまっている場所を的確に見抜き、どう対処すればベストに持っていけるか-。必要と思えば鳴尾浜での練習後、イヤホンを装着して敷地外へランニングのために飛び出すこともある。飛躍を遂げるための下地を積み上げてきた。

 日本の大エースに投げ勝ち、4試合ぶりの白星で2勝目。

 「でもまあ…。なんか冷めた言い方ですが、終わってしまえば、ただの2勝目なので、次の登板に向けて、しっかり調整していきたいです」と最後はいつも通りのクールな姿に戻っていた。結果に一喜一憂しないところが頼もしい。虎投を支える太く、大きな柱になっていく。

最終更新:5/10(水) 9:09

サンケイスポーツ