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米コーチ、競合のケイト・スペードを買収して株価上昇

ZUU online 5/10(水) 17:40配信

米国のブランド・コーチが、同じく服飾ブランドのケイト・スペード・ニューヨークを買収することを発表した。買収総額は24億ドル、日本円で約2710億円だ。ドの独立性は保たれ、主要スタッフも引き続き雇用されるという。コーチの株価は買収が発表された5月8日、前の週の金曜の終値から2.05ドル上昇した44.71ドルとなった。翌5月9日にはさらに上がり、45.20ドルと好感されている。

■1株当たりの買収額は18.50ドル

1993年に立ち上げられたケイト・スペード・ニューヨークは若い女性を中心に人気を博しているブランドだ。

しかし、株主からは批判の声も出ており、買収のうわさが浮上する前の2016年12月の時点で株価は3年ぶりの安値をつけていた。新たな成長を目指して売却先を探しており、コーチとマイケルコースが買収入札を争っていた。

コーチは今回、ケイト・スペード・ニューヨークの株式を1株当たり18.50ドルで買収する。この金額は、買収話がアメリカで報道された前日、2016年12月27日の終値より、27.5%高い水準だ。買収手続きは、2017年7月~9月期の完了を予定している。ケイト・スペードのブラン

■収益が落ち込んでいたコーチの期待

コーチは2013年に売り上げがピークに達した後、14年から15年にかけて収益が落ち込んでいた。今回、ケイト・スペード・ニューヨークを買収することで、若くてトレンドに敏感な「ミレニアル世代」に顧客層を広げることを狙っている。

コーチのビクター・ルイスCEOは、「今回の合意により、両社はニューヨークを拠点とする初の“モダン・ラグジュアリー”なライフスタイルブランドを築くことになる」とコメントしている。

買収を通じて在庫管理やサプライチェーンを統合、年間5000万ドルのコスト削減をコーチは見込んでいる。これにより、ネット通販で行っていたケイト・スペード・ニューヨークの値引きセールを減らし、ブランドイメージを高める狙いもある。(ZUU online編集部)

最終更新:5/10(水) 17:40

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