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薬物、50人以上に密売か イラン人の男を再逮捕

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 5/10(水) 17:05配信

 静岡県西部の外国人グループによる薬物密売事件を捜査している磐田、浜松中央、浜松東の3署と静岡県警薬物銃器対策課は愛知県警と合同で10日、覚せい剤取締法違反、大麻取締法違反、医薬品医療機器法違反の疑いでイラン国籍、愛知県あま市、無職の男(31)=別の覚せい剤取締法違反罪で起訴=を再逮捕した。静岡県警によると、容疑者は薬物の密売人で、県西部在住者など50人以上に薬物を売り渡していたという。

 再逮捕容疑は氏名不詳の数人と共謀し、営利目的で1月20日ごろ、愛知県豊橋市の路上に覚醒剤約15グラムなどを隠匿した疑い。

 磐田署などは5月10日までに、容疑者の関係先から覚醒剤約23グラム、乾燥大麻約139グラム、危険ドラッグ33錠を押収した。末端価格は約230万円。

 容疑者の逮捕は5回目。静岡県警によると、少なくとも最初に逮捕された1月まで約1年間、密売人として活動していた。静岡県内の顧客から携帯電話で注文を受けると、愛知県の駅駐車場などに来るように指示。路上などに移動した上で薬物を売り渡していたという。



 ■静岡県外での譲渡増加 捜査逃れ狙う?

 捜査関係者によると、静岡県西部を中心にしたイラン人のグループによる薬物密売は15年ほど前から確認されていて、静岡県警はこれまで摘発を繰り返してきた。近年は捜査の網をかいくぐるため、顧客に対し県外に受け取りに来るよう伝え、薬物を譲渡するケースが増えているという。

 密売に利用される携帯電話は密売人名義ではなく、他人名義が一般的。複数台を所有し、客からの注文の受け付けや、仲間への密売の指令など用途別に使い分けている。10日に再逮捕された容疑者も複数の他人名義の携帯電話を所持していた。

 グループの顧客は県内に多くいるとみられる。県警幹部は「薬物の末端乱用者の取り締まりに加え、今後も突き上げ捜査を徹底し、背景にある密売組織の壊滅を目指す」としている。

静岡新聞社

最終更新:5/10(水) 19:36

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS