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ヤクルト 「真中再生工場」続々活躍中

5/10(水) 16:50配信

東スポWeb

 ヤクルトが9日の広島戦(神宮)に延長12回の末、3―2で勝利した。勝負を決めたのは昨年オフにロッテを戦力外となった大松尚逸内野手(34)。代打として登場し、今季1号がサヨナラ弾となった大松はお立ち台で「感無量です。うれしいです」と笑みを浮かべた。

 真中満監督(46)は「(大松は)見事ですね。あそこは本当に本塁打が欲しい場面。すばらしいですね。最高の結果になりました」と絶賛。この日の大松をはじめ、今年のヤクルトは移籍組が大活躍している。一昨年、日本ハムから戦力外通告を受けた鵜久森が今季すでに2度、チームにサヨナラ勝利を呼び込んだ。同じく一昨年、オリックスを自由契約となり移籍してきた坂口は今や中堅手として不動のレギュラーの座をつかみ取っている。1度はクビとなった男たちが揃って結果を残せるのは、ヤクルト独特の環境にあるという。

「三木さん(ヘッドコーチ)とか宮出さん(打撃コーチ)が叱咤だけじゃなく、前向きな言葉をくれる。『打てなかったけど、守備が良かったな』とか。監督がどっしりとしてくれているのも大きいですね」(鵜久森)

「自分が(ヤクルトに)来た時にやりやすいように選手もコーチも話し掛けてくれた。溶け込んだというよりも、溶け込ませてくれたという感じ。すんなり野球に入っていける環境なんですよね」(坂口)

 真中監督は試合中に喜びを表現することはあっても、打てないことで不機嫌な表情を選手にほとんど見せないという。鵜久森が「(監督と)いい距離感なんですよね」と言えば、坂口も「チームの空気感が大きいです」と証言する。ベンチは常に明るく、働きがいのある舞台が整っているのだ。

 野村監督時代には移籍選手が次々と活躍することから“野村再生工場”と呼ばれていたヤクルト。今や“真中再生工場”へと変貌を遂げている。

最終更新:5/10(水) 16:50
東スポWeb

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