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ドル/円はもみ合い、米利上げの思惑と地政学リスクが綱引き

ロイター 5/10(水) 12:40配信

[東京 10日 ロイター] - 正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ややドル安/円高の113.79/81円だった。米国での早期利上げの思惑を支えに底堅さが意識された一方、北朝鮮を巡る地政学リスクなどが重しとなり、113円後半でのもみ合いが続いた。

海外時間の終盤の弱い地合いを引き継いで、朝方には一時113.63円に下押ししたが、仲値公示にかけてじりじりと水準を持ち直し一時113.94円に上昇した。商業決済が集中しやすい五・十日に当たり、国内輸入企業のドル買いが支えになった。

正午にかけては、再び下押しされた。「地政学リスクへの警戒感がぶり返しているのではないか」(国内金融機関)との声が聞かれた。

前日のニューヨーク時間終盤には、北朝鮮の駐英大使による核実験に関連した英テレビのインタビューでの発言が伝わり、米株価が下落してリスク回避の円買いが強まった。

ロス米商務長官の「ドルが強すぎるのではなく、ほかの通貨が弱すぎる」との発言や、トランプ米大統領が連邦捜査局(FBI)のコミー長官を解任したとの報道も伝わった。

もっとも、米早期利上げへの思惑も根強く、底堅さも意識される。「6月米連邦公開市場委員会(FOMC)までは、積極的には売りにくい」(りそな銀行の総合資金部クライアントマネージャー、武富龍太氏)との声も聞かれた。

最終更新:5/20(土) 11:51

ロイター