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塩水を入れるとすぐに発電するマグネシウム電池、東京建物のビルに設置へ

スマートジャパン 5/10(水) 15:50配信

■東日本大震災の経験を基に開発

 東京建物は2017年5月、所有するビルの非常用備蓄品として、非常用マグネシウム空気電池「Watt Satt(ワットサット)」の設置を開始したと発表した。

 Watt Sattは、藤倉ゴム工業が2016年9月に製品化した簡易発電機である。塩水(塩は付属)を2リットル入れるだけで、すぐに発電が可能。発電容量は280Wh(ワット時)である。本体にUSBポートを5口備えているため、最大5台同時に充電できるという。Watt Satt1基でスマートフォン30台をフル充電、30分の充電だと60台の充電が可能だ。

 サイズは212×147×213mm、重量は塩水注入前で約2kgのため、非常時や停電時においても持ち運びして利用できる。10年間の長期保管が可能となっている。

 藤倉ゴム工業は、東日本大震災で福島県南相馬市の工場が被災した経験を基に、携帯端末への充電の重要性に着目。1人でも多くの人が充電できるよう開発したとする。

 東日本大震災の発生時には、首都圏においても帰宅困難者の多くが携帯端末の充電切れや充電器の売り切れに直面し、家族や友人と連絡が取れない状況が生じた。東京建物では「Watt Sattを設置することによって、当社のビルに入居いただいているテナント様は非常時や停電時においても、携帯端末の充電が可能になる」とコメントした。

最終更新:5/10(水) 15:50

スマートジャパン