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東大阪のサークル「匠の街」、卓上メモ第3弾発売へ 日替わりでラグビー豆知識 /大阪

みんなの経済新聞ネットワーク 5/10(水) 20:10配信

 コミュニティサークル「匠の街」(東大阪市吉田2)が5月10日、卓上日記型メモ「ラグビールール365」を発売した。(東大阪経済新聞)

卓上日記型メモ「ラグビールール365」

 同サークル会長の高原成國さんは大阪出身。戦時中は福井県小浜市に疎開し、終戦後は大阪にある親の知人の製本会社で修業し、20歳で独立した。その後、企業を誘致していた東大阪に移転。独自の日めくりカレンダーの製造ライン開発などを行い、紙製品の加工や企業向けのOEM商品を手掛けてきたが、バブル崩壊後、得意先が複数倒産。事業を縮小し、70歳で引退して息子に会社を継いだ。

 会社経営から退いた高原さんは、ものづくりの街・東大阪への思いを込めて作詞し、プロに作曲を依頼した楽曲「匠の街」をリリースし、イベントで歌うなどしていたが火災に見舞われる。80歳になったときには妻の介護にも疲れ、「80歳で生きている必要はないと思っていた」というが、ケアマネジャーから誘われ、妻が通うデイサービスを初めて訪問。民謡に合わせて体操する健康体操の存在を知り、「『匠の街』に振りをつけて健康体操にしたらどうか」と思い立った。数社に断られた後、真美健康体操協会が振り付けを引き受け、ユーチューブへの動画投稿も行った。

 高原さんは、自宅近くにあるコミュニティカフェ「ひだまり」で出会った仲間と4人で2014年4月、80歳で同サークルを立ち上げた。健康体操をきっかけに、かつて自身が手掛けていた「日めくり卓上カレンダーに元気になる言葉を入れたらいいのでは」と、「匠の街元気日めくり365」を企画し、「いつからでも使い始められるように」と年号と曜日を抜いた商品を2016年夏に発売した。2016年秋には差別化を図り、プラスチック材が多いカレンダーの台座に国産ヒノキ間伐材を使い、環境貢献型商品として発売した。

 「商品は作ったものの、なかなか売れない」と高原さん。その後、カフェの利用客にパソコンの使い方を教えてもらい、パソコン教室に通ってネットショップを開設した。「何ができるかを知ることが大切。勉強してできないことはプロに頼む」と現在もパソコン教室に通い続ける。今では少しずつだが全国から注文が入るようになったという。高齢者向けの同商品は、高齢者運転免許自主返納の特典としても活用する。

 第3弾の卓上日記型メモ「ラグビールール365」(2,000円)は、ラグビーW杯の東大阪開催を応援しようと、ラグビーのルールや豆知識を記載した日めくりメモ仕立てで、日本語・英語の2カ国語で表記する。高原さんは「商品が売れなかったことや、健康体操がユーチューブから広まった経験から、カタログやホームページを作るだけでなく、企業はPR動画を作るぐらいしなければいけないと知ってもらいたい」と話す。100個以上注文する企業向けにPR動画へリンクするQRコード貼り付けサービスも行う。

 「今後は匠の街ブランドの知名度を上げ、他社の商品も含め、東大阪発の商品を広く販売していきたい」と意気込む高原さん。「年金で生活できるし、24時間使える今だからできる」と笑顔を見せる。

みんなの経済新聞ネットワーク

最終更新:5/10(水) 20:10

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