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あらゆる物体にスプレーするだけでタッチパッド化 米カーネギーメロン大が開発

5/10(水) 18:10配信

ITmedia NEWS

 米カーネギーメロン大学(ペンシルベニア州ピッツバーグ)はこのほど、スプレー塗料を吹きかけた物体がタッチパッドのような入力装置として利用できるようになるセンシング技術「Electrick」を開発したと発表した。スマートフォンの背面や自動車のハンドル、3Dプリンタで出力した物体など、対象となる物体の形状を問わず、さまざまな面でタッチ操作を検出できるという。

【画像】クルマのハンドル全体がタッチパッドに

 同大の次世代インタフェース研究グループ「Future Interfaces Group」が開発。カーボンなどが含まれる導電性のスプレー塗料を吹き付けた面の端に、電流が流れる複数の電極を対になるように取り付け、指が触れた部分の微弱な電圧変化を検出することで、タッチ操作を認識する仕組み。

 10センチ以上の間隔が空いていれば複数の指が触れたことを検出できるため、将来は2本以上のタッチ検出(マルチタッチ)にも対応可能という。

 同大が公開した動画では、スマートフォンの裏面や側面に塗料を吹き付け、持ち方(片手、両手)を検出して適したアプリを起動したり、自動車のハンドルで左右に指をなぞる操作を検出したりするデモが紹介されている。

 ただし、導電性塗料がアンテナのように機能することで、蛍光灯や電源ケーブルなどの付近では電磁ノイズの影響で検出精度が低くなる可能性もあるという。

最終更新:5/10(水) 18:10
ITmedia NEWS