ここから本文です

<FIFA>26年W杯、アジア8枠に決定

毎日新聞 5/10(水) 20:16配信

 国際サッカー連盟(FIFA)は9日にバーレーンで開いた理事会で、出場チーム数が現行の32から48に増える2026年ワールドカップ(W杯、開催国未定)の大陸別出場枠案を承認した。アジアは現行の4.5(4枠と、5位の国が大陸間プレーオフで勝った場合にもう1枠)から8へ大幅に増えることが正式決定した。

 他は、欧州16(現行13)、アフリカ9(5)、南米6(4.5)、北中米カリブ海6(3.5)、オセアニア1(0.5)。開催国枠は当該の大陸枠に含まれる。さらに、欧州以外の5大陸から1チームずつと、開催国が属する大陸から1チームの計6チームによるプレーオフを行い、最終の2枠を争う。

 出場国の増加によるW杯のレベル低下も懸念されるが、FIFAが意義として強調するのは「市場拡大と世界全体での底上げ」。18年W杯ロシア大会のスポンサーに中国企業が加わったようにアジアの資金力を取り込みたい狙いも見え隠れする。出場枠が大幅増になったアジアやアフリカなどでは競技力の「底上げ」という面でも変化を生みそうだ。

 各大陸で現在行われている18年W杯最終予選の現時点での成績順に、26年W杯出場国が決まると仮定して顔ぶれを見ると、出場経験の少ない中堅国や初出場国も予選突破ラインに入ってくる。

 アジアの場合、力を伸ばしている中国(過去出場1回)やタイ(同なし)などにとってW杯出場がより現実的な目標となり、強化への力の入れ方も変わりそうだ。26年を見据えた選手育成に取り組み出場を狙う新興国も出てくるだろう。

 本大会常連国にとっては予選突破が現状より容易になり、予選の緊張感が低下する可能性もある。日本は欧州や南米などの強豪国と試合を行うことが難しく、アジア予選の真剣勝負の場で力を育んできた側面もある。情勢を見極めた強化をどう進めるかが問われる時代になる。【大島祥平】

最終更新:5/10(水) 22:17

毎日新聞

スポーツナビ サッカー情報

海外サッカー 日本人選手出場試合