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出会い系詐欺、振込先に賠償命令 「運営会社と一体」

朝日新聞デジタル 5/10(水) 21:17配信

 タレントや会社社長になりすました「サクラ」が有料のメール交換を求め、高額な料金をだましとる出会い系の「サクラサイト」。被害を受けた東京都内の80代男性が、料金の振込先だった会社2社に約1960万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は10日、2社に全額の支払いを命じた。吉村真幸裁判長は「サイトの運営会社と一体で詐欺行為をした」と認めた。

 男性の代理人を務めた津田顕一郎弁護士は、「サクラサイトの運営会社を突き止めるのは難しい。振込先の責任を認めた判決は珍しく、被害救済につながる」と評価した。

 判決によると男性は2015年ごろ、出会い系サイトに登録。女性名を連想させる自称IT企業会長から、「換金できるポイントを譲る」などのメッセージを受け取って有料のメール交換を続け、金をだまし取られた。

 振込先だった2社は裁判で、「サイト運営会社の依頼で料金の収納代行をしただけだ」と主張したが、判決は「振り込み詐欺で言う『出し子』を務めていることは認識していた」として賠償責任を認めた。(千葉雄高)

朝日新聞社

最終更新:5/10(水) 21:17

朝日新聞デジタル