ここから本文です

前教育長、教科書採択で違反=次男が出版社勤務―福岡県芦屋町

時事通信 5/10(水) 19:49配信

 全国町村教育長会長も務めた福岡県芦屋町教育委員会の前教育長(76)が在任当時、次男が教科書会社に勤めているにもかかわらず、地方教育行政法に違反し、町立小中学校の教科書を採択する同町教委の議事に出席していたことが10日、分かった。

 
 福岡県教委は文部科学省に「採択に影響はなかった」と報告。一方、同省は「採択の公正確保の直接の担い手である教委で法令が順守されなかったことは極めて遺憾」とし、9日付で全国の都道府県教委に法令を守るよう通知した。

 同法は、3親等以内の親族に利害関係がある場合、教育長が議事へ参加することを禁じている。しかし、芦屋町教委によると、前教育長は2011、14、15年の3回、現在40代の次男が教科書会社に勤務しているのに、教科書を採択する議事に出席した。一部で同社の教科書が採択されたという。4月上旬、文科省に外部から情報提供があり、判明した。

 前教育長は01年9月から今年3月末まで在任。全国町村教育長会の会長や中央教育審議会分科会委員も務めた。「法の規定を知らなかった。迷惑を掛けて申し訳ない」と話しているという。 

最終更新:5/10(水) 20:34

時事通信