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銭其シン元副首相が死去=天皇訪中に尽力―中国

時事通信 5/10(水) 20:32配信

 【北京時事】新華社電によると、中国の外交を長年統括した銭其シン元副首相が9日夜、病気のため北京で死去した。

 89歳だった。

 1928年1月、天津市生まれ。50年代に旧ソ連に留学し、82年に外務次官に就任。88年から10年間外相を務め、93年から副首相を兼務。江沢民・元国家主席時代の外交を担い、2003年に引退した。

 外相としては国境紛争を抱えていた旧ソ連との関係正常化に尽力。民主化運動を武力弾圧した89年の天安門事件を受けて西側諸国が経済制裁を科す中、92年には天皇陛下の訪中を実現した。03年に出版した回顧録では天皇訪中を「(西側諸国の)制裁を打ち破る最良の突破口だった」と振り返った。 

最終更新:5/10(水) 21:53

時事通信