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目標の2億9000万円達成 棚倉の「ゆきちゃんを救う会」

福島民報 5/10(水) 9:16配信

 福島県棚倉町の「ゆきちゃんを救う会」に寄せられた募金が9日、目標の2億9千万円に達した。寄せられた善意は2億9618万9943円となり、同日で募金活動を終了した。
 拡張型心筋症により米国での心臓移植手術を必要とする中川西祐綺(ゆき)ちゃん=1歳3カ月=に対する支援の輪は県内外に広がった。父純一さん(29)、母かおりさん(28)は「元気な姿で福島に帰ってこられるよう全力で支えたい」と感謝の言葉を述べた。6月中旬の渡米を目指す。
 救う会は11日に祐綺ちゃんが入院している大阪府の病院で両親と主治医らと面談し、渡航日程を決める。ドナーが見つかり、手術が受けられるのは渡米から2、3カ月後とみられる。術後も半年ほど入院・通院する見通し。
 主治医によると、祐綺ちゃんの容体は良好に推移している。ベッドの柵で伝い歩きができるようになり、離乳食も旺盛に食べている。成長に伴って小児用補助人工心臓を大きめのポンプに付け替えることが懸念されたが、現状のまま渡米できそうだ。

■全国から善意集まる 富山さんが謝意

 募金活動は昨年11月に始まった。救う会共同代表の富山雄一さん(36)は「時間の経過とともに支援が県内から全国へと広がった」と謝意を示した。
 週末に純一さんの同僚や有志が県内各地の街頭で募金に立ったほか、隣県へも足を延ばした。マルシェやゴルフコンペの開催なども後押しした。各地に設けた募金箱は約1600個に上った。
 町内にある救う会事務所は6月末まで設ける予定。

福島民報社

最終更新:5/10(水) 10:39

福島民報