ここから本文です

トランプ政権 クシュナー氏名前出して中国で投資勧誘 親族の会社が謝罪、「利益相反」批判高まる

産経新聞 5/10(水) 11:10配信

 【ニューヨーク=上塚真由】トランプ米大統領の娘婿で、大統領上級顧問のジャレッド・クシュナー氏の親族が経営する不動産開発会社が中国で事業への投資を呼びかける説明会を開いた際、クシュナー氏の名前を出したとして謝罪に追い込まれた。クシュナー氏はすでに経営から退いているが、トランプ政権を利用した「利益相反」にあたるとの批判が強まっている。

 複数の米メディアによると、クシュナー氏の親族が経営する「クシュナー・カンパニーズ」は6日に北京、翌7日に上海で投資家向けの説明会を開催。同社が東部ニュージャージー州に建設予定の高層ビルの開発費として、約1億5000万ドル(約170億円)を集めるために実施された。

 説明会にはクシュナー氏の妹のニコール・メイヤー氏らが出席し、50万ドルを投資すれば、米国の投資永住権プログラム「EB-5」に基づき、グリーンカード(永住権)が取得できる可能性があると宣伝。メイヤー氏は、クシュナー氏が同社幹部を務めていたことに触れて「プロジェクトは私の家族に多くをもたらした」と言及したり、会場ではトランプ氏の映像が流れたりしたという。

 米メディアから「政権内のクシュナー氏の立場を利用している」などと非難が集中し、同社は8日、「投資を引き出す目的でクシュナー氏の名前を出したと解釈されてしまったのであれば謝罪する。メイヤー氏が意図したものではなかった」との声明を出した。

最終更新:5/10(水) 15:58

産経新聞