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社会起業家の国際コンペ、一般投票はじまる

5/10(水) 9:38配信

MEGABRASIL

車いす利用者の人生を、自由でアクティヴにするプロジェクトも

スコッチウイスキー「シーバスリーガル」を展開するシーバスブラザーズが毎年主催している、社会起業家たちのグローバル・コンペティション「CHIVAS VENTURE(シーバス・ベンチャー)」。

第3回となる2017年度は、6大陸に渡り約6000のスタートアップ企業から出願された。そのうち30カ国・地域の代表者がファイナリストとして世界大会に出場している。

ファイナリスト30名は総額100万ドルの助成金をかけてコンペを競いあうが、助成金の一部である25万ドルの分配を決める「オンライン一般投票」が、5月8日(月)にスタートした。

今年のコンペには、ブラジルからは、国内ではその計画がすでに話題になっている、ジュリオ・オリヴェット・アウヴィスさんが創業したベンチャー企業「LIVRE(リヴリ)」の「自由に行動できる車いす」が出場している。

そして日本からは、山田敏夫さんが代表を務める、世界に誇る日本の縫製技術を守るメイド・イン・ジャパンの工場直結ファッションブランド、「Factelier(ファクトリエ)」が出場している。

ジュリオ・オリヴェット・アウヴィスさんが「LIVRE(リヴリ)」で推進しているのは、車いす利用者の人生を、自由でアクティヴにするための改革だというだ。

「私たちのプランはとてもシンプルな計画です。車いすを電動三輪車化する、というものです」(ジュリオ・オリヴェット・アウヴィスさん)

車いすの利用者は、ブラジルでは400万人以上、アメリカ合衆国やヨーロッパでは800万人以上いるが、彼らがいかにアクセシビリティ(利用しやすさ、行動範囲など)で苦しんでいるか、多くの人々は気づいていないとジュリオさんはいう。

「でこぼこの歩道や高低のある道や岩道、狭い道、まっすぐでない道などの変形地といったイレギュラーな環境はもちろんのことながら、路上の草や砂など些細なことがらに至るまで。車椅子にとっては、迂回して他のルートを探さなければならないほど、不便を引き起こす可能性があるのです」(ジュリオ・オリヴェット・アウヴィスさん)

「自由(リーヴリ)」は、車いすの利用者が、自由と尊厳を得ることができる新しい生き方の提案する。

「私たちは、車いすの利用者が自由な感覚を持つことができるようにすることで、彼らの友人たちと同じようにさまざまな活動に参加することができて、自分自身でそれを楽しむチャンスを得ることができて、自尊心が抱ける、そんな世界を目指しています」(ジュリオ・オリヴェット・アウヴィスさん)

日本からは、日本のアパレル技術を守り、日本初の世界一流ブランドを目指すプロジェクトが参加している。

(文/麻生雅人)

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最終更新:5/10(水) 9:38
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