ここから本文です

[インタビュー]空を飛ぶ青春、グライダー漫画「ブルーサーマル」のリアル

5/10(水) 17:38配信

sorae.jp

大学の航空部をご存知だろうか。グライダーで空を飛ぶことをスポーツとする長い歴史を持つ体育会系部活動だが、一般にはあまり知られていないのではないだろうか。この航空部を舞台に、グライダーで空を飛ぶ青春を描いた漫画が「ブルーサーマル -青凪大学体育会航空部-」だ。今年5月に4巻が発売され、現在も連載中というのはスカイスポーツの関連作品では異例のヒットだろう。

この「ブルーサーマル」の作者の小沢かなさんと担当編集者の榎谷純一さんに、自身も鳥人間コンテスト経験者でパラグライダーパイロットでもある大貫剛がインタビューし、「ブルーサーマル」の誕生秘話と魅力を伺った。

ずっと描きたかったグライダー「辞めるなら描いてからにしろ」

-小沢さんは、ご自身が航空部の経験者なんですよね。

小沢:大学の航空部に所属して、自分も飛行していました。大学入学前から漫画家として少女漫画を描いていたので、グライダーの作品も描きたいとずっと思っていたんです。漫画家を続けることに限界を感じてあきらめようと思い始め、師匠のうめさんに「最後にグライダーの話を描きたい」と話したら「それは是非描いてからにしろ」と言われて、企画の持ち込みを始めました。

グライダー漫画を描けるようになった理由には、技術の進歩もあります。グライダーをかっこよく描くのは難しいですが、デジタル作画や3Dモデリングで表現が広がりました。

-グライダーは世間的にはマイナーですよね。でもマイナーな競技が漫画でブレイクすることもある。編集部ではどう考えたのですか。

榎谷:漫画の基本は人間ドラマですから、そこが面白ければマイナーな舞台でも楽しんでもらえます。それに空は魅力的でキャッチーです。

連載前に(小沢さんと)グライダーを見学に行ったところ、最初は見学だけのつもりだったのですが、勧められていきなり体験搭乗することになりました。怖いという気持ちもあったけれど、これが普通に部活でできるのは凄いなと思いました。

1/4ページ

最終更新:5/10(水) 17:38
sorae.jp