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最新設備導入の眼科、さいたまで開院 3D映像活用、眼に優しい手術

埼玉新聞 5/10(水) 10:30配信

 3Dの立体感ある映像を観察しながら、眼の手術をすることを可能にした3次元映像システム「NGENUITY(エンジュニュイティ)R3Dビジュアルシステム」(アルコン)を導入した埼玉県さいたま市見沼区南中丸の眼科医療センター「はんがい眼科」が開院した。

 同センターは業界内で、いち早く同システムを導入。システムは医師が専用のメガネで、4Kモニターを観察することで、繊細な眼底組織をこれまでになく鮮明で奥行きのある画像で見ることが可能になっている。低い光量で硝子体手術を行うことができるため、網膜に優しい手術ができる。医師も顕微鏡をのぞかずに手術ができるため、体の負担が軽減されるという。

 失明原因上位の緑内障、網膜硝子体疾患、黄斑疾患、難治白内障などの治療を目的としている同センターは、同システムのほか、造影剤を使わず広い範囲の眼底血管を撮影できる機器や眼底の血流状態を観察できる機器など、最新鋭の設備が導入されている。

 見える医療にこだわり、その象徴として、同センターは3階までガラス張り、待合室もホテルのロビーを思わせるようなガラス張りの吹き抜けの構造。手術の際、家族などの希望者はガラス越しやモニターから、手術を見ることができる。検査結果も全て開示。不安を和らげるよう手術室前の部屋には電動で足を伸ばし、背もたれを倒せるソファを導入するなど、医療環境にもこだわっている。

 板谷正紀院長(54)は人口10万人に対する医師数が最も多いとされる京都府などで勤務後、医師数が最も少ないとされる県内に勤務。2013年からは埼玉医科大医学部眼科教授を務めた。

 板谷院長は「埼玉に勤めて埼玉に縁ができた。高齢化のスピードも速く、医療のニーズがある埼玉で開院することで、喜んでいただけると思った」と、県内医療への思いを説明。現在、医師は3人。今後は医師や症例を増やすことも視野に入れているという。
 
 問い合わせは、同院(電話048・681・0101)へ。

最終更新:5/10(水) 10:30

埼玉新聞