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小学生向けにバラ栽培テキスト 広島・福山の愛好者団体が作り無料配布

5/10(水) 20:42配信

山陽新聞デジタル

 広島県福山市のバラ愛好者団体・福山ばら会は、小学生向けに栽培テキストを作った。専門用語を簡単な言葉に言い換え、イラストをふんだんに使い、理解しやすいように工夫した。市立全77小学校に無料で配布し、花壇の手入れに役立ててもらう。

 タイトルは「ローズマインドでばらをすてきに咲かせよう」。A4判、36ページ。巻頭で戦後復興のシンボルとして始まった市花バラの植栽を紹介。季節ごとの手入れが一目で分かるカレンダーを掲載。各ページで苗の植え付け、枝切り、害虫対策などについて、イラストを交えながら説明している。

 用語解説のコーナーでは、花がら(咲き終わった花)や実生(みしょう)(種子から育てること)などの43語を収録。花びらを使ったジャムの作り方も載せている。

 ばら会の石井稔会長が、小学校の教諭から「子どもが分かりやすいテキストを紹介してほしい」と依頼を受けたが、市販本は専門的なものが多く、一から作ることを決めたという。

 石井会長ら会員6人で昨年11月~3月に作製。約5千部を作り、5月から市教委を通じて小学校に約4500部を配っている。市制100周年記念事業として市が90万円を助成した。

 石井会長は「バラ花壇の魅力向上のためにもテキストを活用してもらえれば。愛情を持って栽培することで、小さいときから人に対する思いやりの心を育んでほしい」と話し、ローズマインドの醸成を願っている。

 ばら公園(花園町)の栽培相談所でも千円で販売している。