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クニマス10匹、故郷・田沢湖畔へ

山梨日日新聞 5/10(水) 14:29配信 有料

県が秋田の施設に貸与

 県は9日、県水産技術センター忍野支所で飼育しているクニマスの成魚10匹を秋田県に送った。仙北市の田沢湖畔に7月1日、「田沢湖クニマス未来館」がオープンすることから、展示用として貸与する。
 クニマスは戦前、田沢湖の水質悪化に伴い、1940年ごろ絶滅したと考えられていた。富士河口湖町の西湖で2010年、約70年ぶりに発見。1935年に田沢湖から移された卵から生まれた個体の子孫が生き延びたとみられている。
 山梨県によると、貸与するクニマスは体長が約15~20センチの2歳魚。9日は仙北市と秋田県の職員がクニマスを受け取るために同センター忍野支所を訪れた。
 1匹ごとビニール袋に入れて発泡スチロールに詰めたクニマスをトラックに載せ、午後5時に出発した。10日朝、秋田県北秋田市の水産振興センターに到着する予定。環境に慣らした後、6月中旬に未来館へ移される。
 未来館は、多くの生き物が生息できなくなった田沢湖の歩みを通じて、環境保全の大切さを伝える施設。クニマスはその象徴として展示される。
 仙北市総務部の大山肇浩次長は「絶滅したと思った魚が市に戻ってくることは感無量。田沢湖の水質をいかに再生していくのか考えるきっかけにしていきたい」と話した。本文:974文字 この記事の続きをお読みいただくには、世界遺産「富士山」 on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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最終更新:5/18(木) 23:57

山梨日日新聞