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ゼロ戦、70年ぶりに東京湾上空舞う 6月3、4日、幕張エアレースで

5/10(水) 11:42配信

千葉日報オンライン

 6月3、4日に千葉市美浜区の幕張海浜公園前の海上コースで開催される小型プロペラ機による「レッドブル・エアレース千葉2017」で、レースの合間にゼロ戦が飛行する。実行委員会が9日発表した。当時の日本の航空技術の粋を集めた名機が、約70年ぶりに東京湾の上空を舞う。

 実行委によると、飛行するゼロ戦は1942年に三菱重工業が製造し、最高時速540キロにも達する「零式艦上戦闘機二二型」。南太平洋のパプアニューギニアで見つかった残骸から復元した。レプリカを除き現存する4機のうち、飛行できる貴重な1機だという。

 日本人パイロットが操縦する予定で、レースの合間のスペシャル・サイドアクトとして飛行する。実行委は「かつて日本が誇った技術を見直し、社会全体がさらなる飛躍を遂げる機会になれば」としている。

 同ゼロ戦は、ものづくりの国である日本の歴史を振り返り平和を願う「零戦里帰りプロジェクト」に取り組む日本人が所有。昨年1月には鹿児島・海上自衛隊鹿屋基地で、初めての試験飛行を行った。

 「空のF1」と呼ばれるエアレースは世界各地で行われ、国内では3年連続で幕張で開催される。日本からは昨年の幕張大会で初優勝した室屋義秀選手(44)が参戦している。

 今年は世界トップクラスのレースパイロット14人が、全8戦で総合優勝を競う。幕張大会は浦安市に造られる滑走路から小型機が飛び立ち、幕張の海上コースで速さと技術を競う。室屋選手は米・サンディエゴで行われた第2戦で優勝しており、第3戦幕張大会での連覇が期待される。