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【フォーミュラE】シーズン5以降も、ピットストップを存続へ。マシン乗り換えは廃止

motorsport.com 日本版 5/10(水) 12:46配信

 現在のフォーミュラEは、バッテリーの容量が不足しているため、1台のマシンでレースを走りきることができない。そのため、各ドライバーはレース中にマシンを乗り換えることを強いられている。

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 しかし2018-2019シーズン以降は、マクラーレン・アプライド・テクノロジーズが、容量が大幅に増えるバッテリーを全チームに供給することになっている。このため、マシンはレースを走りきれるだけの十分なエネルギーを持ってレースをすることができるようになり、その結果、レース中のマシン乗り換えを廃することが目指されている。

 マシンの乗り換えについては批判的な意見が多かったため、これが廃されることに関しては好意的な意見が多い。しかし、ピットストップがなくなってしまうということは、レースが単調になり、面白味に欠けることになる可能性も秘めている。また、戦略の有効性も希薄になってくる。このため、フォーミュラEのレースについて議論を行うスポーティング・ワーキング・グループ(SWG)によって、ピットストップの存続について議論がなされているという。

 motorsport.comの調べによれば、次のSWGは今月下旬にも行われる予定で、そこでもこの”ピットストップ問題”が話し合われるようだ。SWGのメンバーであるアンドレッティのロジャー・グリフィスによれば、まだ結論は下されていないものの、レース中のピットストップは残されることになりそうだ。しかしこのピットストップは、タイヤ交換を目的にしたものにはならないという。

 グリフィスは次のように語る。

「我々はタイヤを交換する従来型のピットストップについて話をした。しかし、そこにはメリットを見出すことができない。なぜなら、我々は磨耗したタイヤを交換したいと思っていないからだ」

「それは単に、余分な設備とホイールを持っていくということ”だけ”を意味する。なぜそれをするのかという明確なメッセージがないのだ」

「我々は戦略的な要素を加味するのも、解決策のひとつだと考えている」

「最低限のピットストップもしくはドライブスルーを義務付け、そしてピットインが可能な”ウインドウ”を狭めるかもしれない」

 そうグリフィスは語る。

「ピットストップをすることを選択することができる……という可能性もある。そのストップでは、追加のパワーを得ることができる。長く止まれば止まるほどより多くのパワーを得ることができるため、コースに復帰した後はそれ以前よりも速く走ることができる」

 フォーミュラEの運営団体であるフォーミュラEホールディングス(FEH)も、シーズン5以降もピットストップを残すよう、その策を積極的に模索してきたことを認めた。

「我々はスポーツ及び週末のフォーマットやピットストップについて、シーズン5に維持したいと思うことについて数多くの提案を行った」

 そうFEHの広報担当者は語った。

「技術面、スポーツ面、そしてファンとの交流のレベルにおける実現可能性について、スポーティング・ワーキング・グループによって研究され、そして微調整がなされている」

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最終更新:5/10(水) 12:46

motorsport.com 日本版