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【インタビュー】9mm Parabellum Bulletの「本質」とは......ヘヴィでダークな中に光る、強い希望の光

5/10(水) 18:58配信

トレンドニュース(GYAO)

9mm Parabellum Bulletによる、通算7枚目のアルバム『BABEL』が5月10日にリリースされる。メンバーそれぞれが作詞作曲を行い、バンドしての音楽性をぐっと広げた前作『Waltz on Life Line』から一転、本作では全ての楽曲の作詞を菅原卓郎(Vo、Gt)が、作曲を滝 善充(Gt)が担当。9mmサウンドの“核“である、ダークでヘヴィなトーンに貫かれている。疾走感溢(あふ)れるリズム隊と、バンド名のごとく弾丸のように撃ち込まれる高速ギター、狂おしいほどドラマティックなメロディ。そして菅原のつづる歌詞は、漆黒の闇を灯す光のように強い希望に満ちている。

最新アルバム『BABEL』リード曲「ガラスの街のアリス」ミュージックビデオ>>

「今回、初めて自分やバンドについての歌詞を書いてみた」という菅原。そこに至った心境の変化は一体どのようなものだったのだろうか。先行シングル「眠り姫」に隠されたメッセージについてなど、意外なエピソードも含めて真摯(しんし)に語ってくれた。

■9mmが表現する、ダークでヘヴィな要素

ー 今作『BABEL』のテーマ、サウンドのコンセプトはありましたか?

菅原: 今回、曲がすべて出そろってから歌詞を書いていったんですけど、この10曲というのは昨年、滝が作った大量のデモから選んだ楽曲なんです。それを選ぶ基準は「ダークであるもの」「ヘヴィであるもの」でした。これまでは似通った印象のある曲は外していくことが多かったんですが、今回はその逆で、何か通じるもの、一つのトーンを目指して選曲していきました。

ー 9mmの「ダークでヘヴィ」な要素って、どこから来るのでしょうか。

菅原: やっぱり、一つは滝の書くメロディやコード感ですよね。ちょっと切ない音使いというか。アッパーな曲調であっても、そこは全く変わらない。以前は、「メジャーコードだと気恥ずかしくて曲が作れない」なんて言っていましたし(笑)、全体的にマイナーコードが多かったです。
僕自身も歌詞を書くにあたって、日記を歌にするような感じとか、明るい気持ちからインスパイアされて書くとか、そういう性格ではないし(笑)。「なんで、あんなことになってしまったんだろう」と、自分にとって腑(ふ)に落ちない出来事を元にして、そこからインスパイアされて曲を書くことが多いんです。「怒り」の感情も、もちろんありますね。ただそれは「相手を打ちのめしてやる」という気持ちというよりは、「なぜあの時、一歩踏み出さなかったのだろう」みたいな。

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