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千賀の力投支える24歳女房役、ホークスの未来を明るく照らす育成同期コンビ

5/10(水) 11:58配信

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千賀の圧巻投球を支えた甲斐、育成同期コンビが紡ぐ勝利の物語

 9日のオリックス戦。8回2死一塁。3回にソロ本塁打を浴びていた伊藤光が打席には立っていた。ボールが3つ続き、1つ見逃しでストライクを取ったところで、マスクを被っていたソフトバンクの甲斐拓也は一呼吸を置いた。ボールを返球した後に、マウンド上の千賀滉大へと駆け寄った。右腕の腰に腕を回し、一言、二言、言葉を交わす。

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 仕切り直しのボール。5球目は145キロの真っすぐで見逃し。そして6球目。133キロのフォークで、伊藤のバットに空を切らせた。ワンバウンドになりそうなボールを、甲斐は腕を伸ばして掴み取った。これを見た千賀はグラブをポンと叩く。勝負所となったポイントを切り抜けた13個目の奪三振だった。

「3ボール1ストライクになったところで、ボヤッとならないように、確認に行きました。真っすぐでいっても、フワッと投げないように、千賀と話しておきたかったんです」

 試合後、甲斐は冒頭のシーンをこう振り返った。1発を浴びれば、逆転の場面。千賀も8回まで投げ、疲労がピークになるころ。9番打者とはいえ、細心の注意を払う姿に、24歳の捕手に頼もしさを覚えた。

 7回2死からT-岡田に二塁打を打たれ、5番・中島を迎えた場面もそうだ。中島の次は打撃の調子が下降している宮崎。状況を考えれば、四球OKの場面だった。この時は佐藤義則投手コーチ、内野手陣もマウンドに集まった中で、甲斐は千賀ときっちりと意志を統一した。

千賀の圧巻ピッチング導いた甲斐、「今日の千賀ならいけるな、と」

「四球も考えましたよ。僕も、千賀も四球は頭には入っていました。ゾーンを広くして、結果、四球ならOKと。勝負にいきながらも、甘くならないようにだけ。それは千賀とも話をしました」。初球はフォークでボール。2球目もフォークで見逃しのストライク。3球目は150キロの真っすぐでファールにさせて追い込むと、4球目は再びフォーク。中島のバットは空を切った。

 この日の千賀は8回3安打1失点。先にも記したように、自己最多タイの13個の三振を奪った。三振が多いと、その分球数が増えがちになるのだが、この日は8回97球という少なさだった。3回にソロ本塁打で1点を失ったものの、圧巻のピッチング。これを黒子として支えたのが、今季、開幕からコンビを組んでいる甲斐だった。

「千賀の調子は良かったです。どんどん勝負していった方がいいと思いました。今日の千賀のボールなら、遊び球はいらないと。球数を減らす狙いもありましたし、投手の調子にもよりますけど、今日の千賀ならいけるな、球がいいから、打たせていけばいいなと考えました」

 この日のバッテリーは、とにかく攻めが早かった。ポンポンと追い込むと、ボール球を交えることなく、3球勝負を挑んだ。2回先頭のT-岡田から3回先頭の駿太まで4者連続三振を奪ったが、その内3つが3球三振。この日奪った13三振のうち、5個が3球三振だった。もちろん千賀の凄さがあってこそ成し得たことだが、8回97球と思惑通りに進み納得の表情だった女房役の働きも忘れてはいけない。

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最終更新:5/10(水) 12:15
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