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大阪で「鈴木清順」追悼特集上映

5/10(水) 7:00配信

Lmaga.jp

2017年2月に93歳で死去した映画監督・鈴木清順を偲んだ追悼特集上映が、5月13日より映画館「シネ・ヌーヴォ」(大阪市西区)でスタートする。

【写真】山田孝之主演の映画『ミロクローゼ』に出演する鈴木清順

1923年(大正12年)、東京・日本橋の呉服屋の長男として生まれた鈴木清順監督。1956年(昭和31年)には映画『勝利をわが手に』で、本名・鈴木清太郎名義で監督デビューを果たし、以降、原色を使った鮮やかな色彩や、時空間を超越する驚嘆の場面転換、斬新なカメラワークは「清順美学」と呼ばれ、カルト的な人気を博した。

だが、1967年(昭和42年)に宍戸錠主演の『殺しの烙印』を発表すると、「わけのわからない映画ばかり撮っている」と当時の日活社長・堀久作の逆鱗に触れ、所属する日活を追われたほか、清順作品のフィルムをすべて封鎖する事態となった(ファンや関係者が抗議デモをおこうなど、社会問題にまで発展。また2001年には江角マキコ主演で同作を自らリメイクした『ピストルオペラ』を発表している)。

1977年(昭和52年)に『悲愁物語』でカムバックすると、キネマ旬報ベストワンほか、芸術選奨文部大臣賞、ベルリン国際映画祭審査員特別賞を獲得した『ツィゴイネルワイゼン』を1980年(昭和55年)に発表。国内外で賞賛され、鈴木清順の名を世界に知らしめるきっかけとなった。以降も意欲的に作品を発表し、ジム・ジャームッシュ、ウォン・カーウァイ、クエンティン・タランティーノら、世界の映画監督に多大な影響を与えた。

今回の追悼特集では、件の『殺しの烙印』ほか、『ツィゴイネルワイゼン』『東京流れ者』『陽炎座』など、代表作13本を上映。料金は、前売1回券が1200円、前売3回券が3000円、フリーパス券が9000円(限定20枚)。13日には大森一樹監督によるトークショーも。期間は6月2日まで。

最終更新:5/10(水) 14:11
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