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“複雑すぎる”ブレーキに悩むハースF1、スペインではブレンボを使用。CI製のテストも続行

5/10(水) 6:55配信

オートスポーツweb

 ブレーキに問題を抱えるハースF1チームが、今週末のスペインGPではブレンボ製を使用する予定であることが分かった。同チームは前戦ロシアGPの初日にはカーボン・インダストリー製のブレーキを試したものの、冷却の問題に見舞われた。

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 バーレーン合同テストでカーボン・インダストリー製のブレーキを試し、好感触を得たハースは、ロシアGPの金曜フリープラクティスでも、引き続きこれを試した。しかし、ソチ・オリンピックパーク・サーキットではカーボン・インダストリー製のブレーキ冷却にかなり苦労したため、土曜からブレンボ製へと戻した。

 ハースは、カーボン・インダストリー製ブレーキに関し、ディスクの冷却問題の解決策を見つけるため、レース後の風洞テストを計画した。しかし、チーム代表のギュンター・シュタイナーは、間近に迫ったスペインGPには、「現状のまま」ブレンボ製を利用し続けるつもりだと語った。

「このトラブルの解決方法を見つけるのには、少し時間が掛かる。だが、いずれはうまくいくだろう」と、シュタイナー。

「簡単に解決できる問題ではない。皆が、これはとても複雑なブレーキシステムであるということを理解しなければならない」

「我々は、バーレーンテスト後にカーボン・インダストリーで得た成果を理解している。ソチのFP1とFP2の後でもだ。だが、バルセロナは現状のままブレンボで戦う」

「ロマン(・グロージャン)は、ブレンボの最新バージョンにかなり満足していた。それとは反対にケビン(・マグヌッセン)は、ブレーキの効きが強いカーボン・インダストリーの方を好んでいた。彼にはカーボン・インダストリーの方がフィーリングが良かったのだ」

「今は、完全な結論に至る前に、カーボン・インダストリーのブレーキを試して、我々がどんな状況にいるのかを理解しなければならない」

「我々のチェックリストから、この問題を解決済みにできたらハッピーだね」


 グロージャンは、昨シーズンを通して、ブレンボ製ブレーキの不十分な点において、事あるごとに不満を述べていた。シュタイナーは、現代F1ではシーズン中に十分テストができず、その上、今のマシンのブレーキシステムは非常に複雑であるため、最終的な解決策を見つけるまでに予想よりもはるかに時間を要することになると述べた。

「人々が疑問に思い尋ねてくるのは、ブレーキの問題がこんなに難しいはずがないだろうということだ」とシュタイナー。

「実際のところ、簡単ではない。これは非常に複雑なテクノロジーなのだ」

「他のブレーキに変更すると、十分に試してみるまで気づかない問題に遭遇する」

「シーズン中のテストが(ほとんど)ないため、FP1やFP2で試さなければならない。何かをしようとしたら、いつでも(次のレースまで)2週間待たなければならない。だからきちんとしたテストや、改良を行うことはできないんだ」

「そういった状況によってテストが妨げられ、(解決までに)とても長い時間がかかる」

「我々が懸命に取り組んでいないという事ではない。チームは非常に有能で、この問題に対処する力はある。単純に時間がかかるだけなのだ」

[オートスポーツweb ]