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米シティ元トレーダー、5語のチャットで職失う-外為操作の調査絡み

Bloomberg 5/10(水) 2:59配信

わずか5語の短いメッセージのおかげで、デービッド・マダラス氏はトレーダーの職を失った。外国為替市場の操作疑惑を巡る調査に銀行業界が身構える中、シティグループは当局を刺激しないよう細心の注意を払っている。

マダラス氏が起こした訴訟の初審理が行われた9日、シティの欧州・中東・アフリカ(EMEA)株式責任者のティモシー・ゲートリー氏がマダラス氏のメッセージを開示。2011年のチャットの内容は重大な不正行為に相当し、マダラス氏の解雇は唯一適切な対応だったと主張した。

ゲートリー氏があらかじめ提出した資料によると、マダラス氏は顧客の身元を漏らしたライバル行のトレーダーに「he’s a seller/fking a」とメッセージしていた。チャットルームでのこの書き込みは「外部トレーダーが漏らした顧客名を確認した行為だ」とゲートリー氏は説明している。

マダラス氏のほかにも4人のロンドン在勤外為トレーダー・セールス担当者が、不当解雇でシティを訴えている。同様の訴訟に見舞われている銀行はほかに少なくとも3行ある。差別、あるいは内部告発に対する報復措置だと認められない限り、ロンドンでの不当解雇訴訟での賠償金は8万ポンド(約1180万円)前後が上限となる。

原題:Citigroup Trader Fired Over 5-Word Message Amid FX Scandal (2)(抜粋)

Patrick Gower

最終更新:5/10(水) 2:59

Bloomberg