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米シェールオイル企業の投資、他地域上回るペース-計9.6兆円計画

5/10(水) 11:23配信

Bloomberg

米国のシェールオイル探査会社は、世界の他地域の10倍のペースで掘削予算を増やしている。最近原油価格が下落しているにもかかわらず、利益拡大に向けて開発を進める方針だ。

バークレイズのアナリストらによれば、石油輸出国機構(OPEC)主導の短期的な原油価格上昇によって得た豊富な現金を元に、北米の掘削会社の投資は今年32%増え840億ドル(約9兆6000億円)に達する見込み。一方、国際的なプロジェクトの投資の伸びは3%にとどまっている。北米の投資増加分の大半は、テキサス州とニューメキシコ州にまたがるパーミアン盆地に投じられる見通しだ。原油価格が2014年の約半分の水準で推移しているにもかかわらず、同盆地では生産会社は2桁のリターンを達成している。

これは、世界の原油供給抑制と価格押し上げを目指すOPECと他の主要産油国にとって悪いニュースだ。ウッドマッケンジーは、新規投資により、北米の原油生産が今年、日量80万バレル増えると予想。これは、サウジアラビアとロシアを中心とした主要産油国が発表した減産幅の44%に相当する。

ウッドマッケンジーの調査アナリスト、ロイ・マーティン氏(ヒューストン在勤)は電話インタビューで「米国の供給を巡る懸念は現実のものだ。設備投資予算の伸びの水準には非常に驚いた」と述べた。

原題:Shale Drillers Are Outspending the World With $84 Billion Spree(抜粋)

Joe Carroll

最終更新:5/10(水) 11:23
Bloomberg

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