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韓国新大統領、北朝鮮戦略は和平路線-トランプ米大統領と食い違いも

5/10(水) 15:50配信

Bloomberg

韓国の新大統領に就任した文在寅(ムン・ジェイン)氏は10日、北朝鮮との和平を目指す考えをあらためて表明した。

同大統領は適正な環境が整えば北朝鮮を訪れるという選挙運動中の公約を繰り返した。北朝鮮問題の打開のため米国、中国、日本を訪れることに前向きな姿勢も示し、「朝鮮半島に平和をもたらすためできることは何でもする」と語った。

ただ、北朝鮮との交渉を目指す考えはトランプ米大統領とは幾分食い違う。トランプ政権は核実験と弾道ミサイル試射をやめようとしない北朝鮮への武力行使を辞さない姿勢を示している。

ソウルにある峨山政策研究院(AIPS)の調査担当バイスプレジデント、カン・チェ氏は、文大統領ができることには明らかに限りがあるとし、「北朝鮮は韓国と協力しようとはしない。韓国との直接対話を望んでいない」とブルームバーグテレビジョンとのインタビューで話した。

スカイ・ニュースは9日、北朝鮮は金正恩朝鮮労働党委員長が決めた時に核実験を実施するとのイル駐英大使の発言を報じ、和平路線の困難さをあらためて浮き彫りにした。

また、大統領選挙の数日前に韓国に配備された「高高度防衛ミサイル(THAAD)」についても、文氏は反対の立場で、選挙戦中には次のリーダーがこの問題を検証すべきだと主張していた。これについても米国とのあつれきが生じる可能性がある。

原題:Moon Vows to Seek Peace With North Korea, Take on Companies (1)(抜粋)

Kanga Kong, Hooyeon Kim

最終更新:5/10(水) 15:50
Bloomberg