ここから本文です

大町の庭園で違法ケシ ポピー名で販売、回収呼びかけ 長野

産経新聞 5/11(木) 7:55配信

 県は10日、大町市の観賞用庭園「ラ・カスタ ナチュラルヒーリングガーデン」で、4月22日にポピーとして販売されたケシの一種が、あへん法で栽培が禁止されている品種だったことを発表した。庭園を管理運営する化粧品会社「アルペンローゼ」が回収を行っているが、まだ32鉢が未回収となっている。

 県などによると、販売したのは英国の種苗会社から輸入した種子を育てた苗で、草丈は50センチほど。「ポピー ローレンスグレープ」の名前が付けられていた。庭園を訪れた客から7日に違法植物ではないかとの指摘があり、県大町保健福祉事務所と県薬事管理課が8日、あへん法に抵触する「ソムニフェルム種」であることを確認した。

 同社は昨年6月に種子を発注し、正規の検疫手続きを経て輸入された後、庭園で栽培を始めた。違法な品種であるとは気付かずに、庭園内に植え付けきれなかった苗など50株を、4月22日のフラワーマーケットに陳列し38株が販売された。

 同課によると、この品種から麻薬を抽出することは可能だが、まとまった量が必要になるという。回収された苗はすべて県が処分を行う。

 同社ホームページで注意喚起しているほか、庭園内にポスター掲示するなどして回収を呼びかけている。問い合わせは同社(電)0261・21・1611。

最終更新:5/11(木) 7:55

産経新聞