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フェアトレードタウン認証 浜松市、申請へ最終段階

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 5/11(木) 6:50配信

 浜松市内のフェアトレード運動の推進団体が取得を目指す「フェアトレードタウン」認証の申請手続きが最終段階を迎えている。申請に必要な「議会の決議」案が、19日開会の市議会5月定例会に提出される見通しであることが10日、関係者への取材で分かった。可決されれば、6月にも推進団体が審査機関に申請する見通し。認証されれば国内4都市目になる。

 静岡文化芸術大(同市中区)でも国内初の「フェアトレード大学」認証に向けて学内組織が申請手続きを進めている。早ければ、年内にもそろって認証を取得できる可能性が出てきた。認証取得によって、多文化共生を進める同市のPR効果が期待される。

 フェアトレードは発展途上国で生産される食料品などを適正価格で取り扱い、児童労働などの不当な労働を防ぐ運動。浜松市内では地元小売店や研究者、国際協力団体のメンバーなどでつくる推進組織「はままつフェアトレードタウン・ネットワーク」が、数年前からイベントや講習会を展開し、各種団体との連携にも取り組んできた。市内の調査で2品目以上のフェアトレード産品を提供する店舗数が100店以上あり、認定基準の一つ「1万人当たり1店舗以上」を満たすことも分かり、申請準備を進めてきた。

 市議会も同団体の呼び掛けに呼応し、全会派による発議で決議案を提出する予定。議決後に市長が賛意を示すと、申請に必要な条件が全て整う。申請後は審査機関の認定委員会が現地を視察し、数カ月以内に可否を判断する。

 静岡文化芸術大は外国にルーツを持つ学生も在籍し、多文化共生を推進している。今年に入って、教員、事務職員、学生団体による推進準備会を発足させ、年内のフェアトレード大学認証の取得を目指し、理念を示す「憲章」の策定作業を進めている。



 <メモ>フェアトレードタウン運動 地域ぐるみで生産者や環境の保護に根ざしたフェアトレード運動を進めている自治体を認証する制度。国内では「日本フェアトレードフォーラム」(本部・東京)が審査する。2011年の熊本市を皮切りに名古屋市、神奈川県逗子市が認証を取得した。フェアトレード大学は、英国の大学で盛んに行われている取り組み。国内でも14年に認定制度が定められたが、認証を受けた大学はない。

静岡新聞社

最終更新:5/11(木) 6:50

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS