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120年に1度開花 倒れ始めた淡竹「10年で元に」

伊豆新聞 5/11(木) 12:45配信

 南伊豆町一条でタケノコ生産に取り組む「みなみいずたけ炭ひろば」(山本剛代表)は9日、同団体の竹林30アールで花が咲いている淡竹(はちく)の調査を行った。淡竹は120年に1度花が咲き、咲いたあと枯れるとされる。専門家として招かれた長泉町の富士竹類植物園の元研究主任・柏木治次さん(64)は竹林を観察し「10年ほどかけ元の竹やぶに戻る」と再生の道のりについて述べた。

【写真】120年に1度、淡竹の花咲く「枯れれば再生数年か」

 県職員、県立下田高南伊豆分校教諭ら約10人も集まり竹林を視察した。柏木さんは「淡竹は120年ほどの周期で開花を繰り返す。過去の資料から2020年代が全国的な開花のピーク」とし「今はそのはしりで今後、全国的に騒がれる」と警鐘を鳴らした。再生について「地下に残った根茎から細い再生竹が出て少しずつ元に戻る。7年前に開花した富士宮市の淡竹林は回復の兆候が出てきた」と語った。

 山本代表が花を発見したのは3月下旬で、同団体のハチク林90アールのうち3分の1が開花した。現在開花したハチクは弱り倒れかかっている。山本代表は「10年間土地を遊ばせられない。代替品種を考えなければいけない」と不安をのぞかせた。

 淡竹は直径5~7センチほどの竹で、茶せんや竹槍の原料として古くから栽培されている。灰汁(あく)が少なく食用にも適し5月ごろ、タケノコが採れる。同町では青市や南上地区でも栽培されている。

 【写説】花が咲いて弱り倒れ始めたハチクを観察する柏木さん(右から2人目)=南伊豆町一条

最終更新:5/11(木) 12:45

伊豆新聞