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ご当地婚姻届続々 2人の門出、自治体が演出 兵庫

神戸新聞NEXT 5/11(木) 16:00配信

 兵庫県の自治体で、名所をデザインするなどした独自の婚姻届が広がっている。17市町が採用し、2017年度は2町が制作。提出前に記念撮影できる場所を庁舎内に設けた市もある。2人の門出を祝うとともに地元への愛着を深めてもらう狙いがある。提出用とは別に自宅に飾る婚姻届を作るカップルもいるそうだ。

投票で選ばれたキラキラ婚姻届


 県内では15年以降、赤穂市や川西市、香美町などが独自の婚姻届を作り始めた。尼崎市は16年、市制100周年を記念して制作。市民投票によりデザインを決めた。歴史ある寺町のほか、「ものづくりのまち」を想起させる工場夜景をあしらう。加古川市も同年、より愛着を持ってもらえるよう市内の高校に制作を依頼した。

 17年度は稲美、播磨町が予定。播磨町は「11月22日(いい夫婦の日)から使えるように準備中」という。

 結婚情報誌「ゼクシィ」が13年、役所に提出できるピンク色の婚姻届を付録にしたことをきっかけに、独自の婚姻届が広がった。同誌はウェブサイトで自治体と協業した「ご当地婚姻届」を提供。神戸、洲本、加東の各市が取り組む。

 神戸市は、神戸ポートタワーや異人館などを描き、異国情緒あふれる港町を表現。2人の「船出」に花を添える。灘区役所には記念撮影コーナーを開設した。同区の担当者は「SNS(会員制交流サイト)に写真を載せる人も多く、灘区のパネルを背景にした幸せな写真が広まれば、区のPRになる」と話す。

 また、全国の人が閲覧するゼクシィのサイトに、市の定住策や子育て支援を掲載できるのも利点の一つ。洲本市の担当者は「結婚を前に将来を考え、洲本への転入も選択肢にしてもらえたら」と期待する。

最終更新:5/11(木) 17:46

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